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教員歴6年の元教員が執筆
関わってきた子どもの数述べ300人以上
執筆時、1歳児自宅保育中
「病院はやっているのかな？」「薬局は開いている？」「せっかくの予定はどうしよう…」など、心配事が一気に押し寄せてきます。
この記事では、2024年の年末に、1歳のわが子が発熱したときの体験談をまとめました。
※気になる症状があるときは、自己判断に頼らず、必ず医療機関や自治体の相談窓口にご相談ください。
この記事を読むとわかること
- 年末年始に1歳児が発熱したときの、症状の流れと受診のタイミング
- 「病院や薬局がやっていないかも」という不安の中で、どう考えたか
- 事前に準備しておいてよかったこと・発熱中に役立ったアイテム
【体験談】年末年始に1歳児が発熱した日のタイムライン
1. 12月29日 昼｜外出先で「いつもより体が熱い」に気づく
2024年12月29日（日）
家族で外出し、昼ごはんを食べたあとに、ふと子どもの体に触れると、いつもより明らかに熱いのを感じました。
この時点で、私の頭の中には、
- 「年末だけど、病院は開いているのかな？」
- 「救急に行くほどなのか、もう少し家で様子を見るべきか」
という迷いがぐるぐるしていました。
2. まずしたこと：病院・薬局の開いている時間を確認
真っ先にしたのは、近所の小児科や薬局の年末年始スケジュールを確認することでした。
- 近隣の小児科のホームページをチェック
- 「今日・明日は診察あり」と分かったことで、ひとまず安心
幸い、この日はまだ通常診療の範囲内で、翌日も開いていることが分かりました。
それだけで、不安が少し落ち着いたのを覚えています。
熱以外の様子は、
- 機嫌：少ししんどそうだけど、ぐったりまではいかない
- 呼吸：いつもと大きく変わった様子はない
- 水分：少しずつなら飲めている
といった状態だったので、「すぐに駆け込む」か「少し様子を見る」か、しばらく悩みました。
最終的に、
- 病院が開いているという安心感
- 現時点では、発熱以外の大きな症状が目立たない
という状況から、少し様子を見ながら、必要であれば受診するという方針をとることにしました。
※あくまでも「そのときのわが家の判断」であり、同じ状況でも受診をためらわないでほしいケースもたくさんあります。不安なときは、迷わず相談・受診してください。
3. 夕方：熱が39.4度に上がり、受診を決める
同じ日の16時ごろ。再び熱を測ると、39.4度まで上がっていました。
- 食欲がかなり落ちてきた
- 目の表情もしんどそう
と感じ、夫婦で話し合った結果、このタイミングで受診することにしました。
病院では、
- 診察のあと、解熱剤などの薬を処方
- コロナやインフルエンザについては、「まだタイミング的に検査してもはっきりしないことがある」とのことで、検査はせず経過観察
となりました。
このとき、医師から
- 「心配なときはまた受診してください。一緒に確認していきましょう」
と声をかけてもらい、「一人で抱え込まなくていいんだ」と、かなり気持ちが軽くなりました。
4. 想定外：薬局が3時間待ちで、薬がその日に受け取れない
診察が終わり、処方箋を持って薬局へ向かうと、そこで年末特有の問題が起きました。
「お薬の用意に3時間ほどかかります」と言われたのです。
- すでに子どもはぐったり気味
- 他の薬局も年末で閉店時間が早く、選択肢が限られている
このとき、「今すぐ薬が手に入らない」ことへの不安と、「子どもをこれ以上連れ回したくない」気持ちの間で揺れました。
相談の結果、
- 処方薬は翌朝受け取る
- その夜は、自宅に備えていた市販の子ども用風邪薬で様子を見る
という形にしました。
（市販薬についても、使用前に対象年齢や成分、用量は必ず確認し、分からないときは医師・薬剤師に相談するのが安心です。）
5. 翌朝〜回復までの経過
翌日の朝、熱を測ると、37.4度まで下がっていました。
- りんごやみかんジュースなど、冷たくて飲みやすいものは口にしてくれる
- 機嫌も少し戻ってきて、表情に余裕が出てきた
という状態でした。
その後、念のため薬局に処方薬を取りに行きましたが、
大きく熱がぶり返すこともなく、数日かけてゆっくり回復していきました。
結果的に、「年末年始に発熱した」というだけで、親としてはかなりドキドキした出来事でしたが、事前に知っておいてよかったことがいくつかありました。
この経験から「やっておいてよかった」と感じたこと
1. 近所の病院・薬局の年末年始スケジュールを早めにチェック
今回一番ホッとしたのは、「今日・明日も診察している病院があると分かったこと」でした。
発熱してから慌てて検索を始めると、冷静に情報を探すのが難しくなります。
できれば、
- いつも通っている小児科
- 近所で評判の良い病院
- 遅くまで開いている薬局
などの年末年始・土日の診療時間を、前もってメモしておくと、いざというときに落ち着いて動きやすいと感じました。
メモは、
- スマホのメモアプリ
- 冷蔵庫に貼った紙
など、家族全員が見られる場所に置いておくと安心です。
2. 「自分なりの受診の目安」をイメージしておく
発熱時、「今すぐ受診するか、少し様子を見るか」は、毎回迷うポイントです。
わが家の場合は、
ポイント
- 熱の高さの変化
- 機嫌の良し悪し
- 呼吸が苦しそうではないか
- 水分が取れているか・おむつの濡れ具合
などを見ながら、受診のタイミングを考えました。
あらかじめ「こういう様子ならすぐ受診したい」という目安をざっくり決めておくだけでも、慌て方が少し変わると感じました。
そして、「迷ったら受診する」「不安なら相談する」を基本ルールにしています。
3. 水分・食べやすいもののストック
発熱時は、食欲が落ちても水分だけはなんとか取りたいところです。
わが家では、
- 子どもが飲みやすいスポーツドリンクや経口補水液
- 果物ジュース（りんご・みかんなど）
- 喉ごしの良いゼリー・ヨーグルト
などを、少し多めにストックしておくようにしました。
普段から「どれなら飲んでくれそうか」を知っておくのも、大事な準備だと感じました。
4. オンライン診療アプリの登録だけは済ませておく
今回の発熱をきっかけに、オンライン診療ができるアプリをいくつか登録しました。
実際には使いませんでしたが、
- 近所の病院の予約が取れないとき
- 夜間や休日で「様子を見ていいのか不安なとき」
に、「相談できる選択肢がひとつ増えた」という安心感がありました。
発熱してからアプリを探して登録するのは大変なので、
元気なときに、気になるサービスだけでもインストールと初期登録を済ませておくのがおすすめです。
あって助かったアイテムたち
ここからは、実際に「あってよかった」と感じたアイテムを用途別に紹介します。
「これがあると、少しラクになるかも」という視点で読んでいただけたら嬉しいです。
1. 子どもの気持ちを少しラクにしてくれたもの
アンパンマンの冷却シート
わが子はアンパンマンが大好きなので、アンパンマン柄の冷却シートを用意していました。
最初は「貼るのイヤ！」と嫌がっていましたが、
- アンパンマンの絵を見せながら声をかける
- 親もおでこに貼って「おそろいだね」と見せる
など工夫をすると、だんだんと受け入れてくれるように。
貼ってからは「ひんやりして気持ちいいのか、表情が少しラクになったな」と感じました。
アンパンマンの市販風邪薬
もともと災害用に備えていたアンパンマンの市販風邪薬も、「あるだけで」かなり心の支えになりました。
実際に使うかどうかは、必ず対象年齢や用量を確認し、必要に応じて医師・薬剤師に相談したうえで決めますが、
「もしものときの選択肢がひとつある」というだけで、親の不安は少し和らぎました。
アンパンマンのパジャマ
体調が悪いときは、とにかく着替えさせるのが一苦労です。
そんな時のために、わが家では、
- 「特別なアンパンマンパジャマ」を用意しています。
「今日はアンパンマンのパジャマ着て寝ようか」と声をかけると、
普段よりスムーズに着替えてくれることが多く、寝室へ誘導したいときにも役立ちました。
2. 薬を飲むのを助けてくれたアイテム
おくすりパクッとねるねる（服薬補助食品）
子どもの中には、お薬の味やにおいが苦手な子も多いですよね。
そんなときに知っておきたいのが、「おくすりパクッとねるねる」のような服薬補助食品です。
いちご味・メロンソーダ味など、子どもが好みそうなフレーバーで、
お薬を混ぜて食べやすくすることができます。
1歳だとまだ使い方を工夫する必要がありますが、
「お薬＝少し楽しい時間にもできるかもしれない」という選択肢を知っておくと、親の気持ちもラクになりました。
3. 家族内感染を予防するために役立ったもの
予備の寝具（別室で過ごすための布団など）
家族内で感染が広がると、看病する側も体力的にかなりきつくなります。
わが家では、
- 親のどちらかが別室で寝られるように、予備の布団を準備しておく
ようにしています。
子どもの状態によっては常にそばにいる必要があるので、
毎回別室にできるとは限りませんが、「選択肢として持っておける」ことが心強かったです。
まましゅっしゅ（自宅の除菌用スプレー）
子どもがご飯を食べたあとのテーブルや、
寝室・ドアノブなど、「ここだけは最低限きれいにしておきたい」という場所には、
赤ちゃんにも使えるタイプの除菌スプレーを使っていました。
わが家で使っている「まましゅっしゅ」は、
サッと吹きかけて拭き取れるので、体調不良でバタバタしているときでも続けやすかったです。
ウイルス感染防止スプレー（自分に吹きかけるタイプ）
病院や薬局に行くとき、どうしても「もらってこないかな…」という不安はつきまといます。
そこで、シュッと吹きかけるバリア系のミストを使うようにしました。
これをしているから絶対に大丈夫、というものではありませんが、
「自分なりにできる対策はした」という感覚があるだけでも、気持ちがかなり違いました。
年末年始の発熱で学んだこと｜予定は崩れても、準備があれば少し落ち着ける
年末年始は、
- 帰省や旅行の予定
- 久しぶりに会う家族との時間
など、楽しみにしている予定がたくさんあるからこそ、
子どもの発熱で予定が総崩れになったときのショックは大きいと感じました。
今回も、楽しみにしていた予定がなくなり、
「せっかくの年末年始なのに…」と落ち込む瞬間は正直ありました。
それでも、
- 近所の病院・薬局の情報をすぐに調べたこと
- 家にある程度の飲み物・食べやすいもの・ケア用品があったこと
- 不安なときに相談できる医療機関があると分かっていたこと
などの準備があったおかげで、
完全なパニックにならずに、「不安だけど、なんとか一つずつやっていこう」と気持ちを立て直すことができました。
まとめ｜年末年始の発熱は焦るけれど、「小さな準備」と「相談先」が心の支えになる
年末や土日に子どもが発熱すると、
「病院は？薬局は？」「このまま様子を見て大丈夫？」と、親はどうしても不安になります。
完璧に備えることはできなくても、
- 近所の小児科・薬局の年末年始スケジュールをチェックしておく
- 子どもが飲みやすい水分・食べやすいものを少しストックしておく
- 自分なりの「受診の目安」をイメージしておく
- オンライン診療や相談窓口を、元気なときに登録・確認しておく
といった小さな準備だけでも、いざというときの心の支えになります。
この記事の体験談が、
「もし年末年始に子どもが発熱したらどうしよう…」と不安を感じている方にとって、
少しでも参考になれば嬉しいです。
※気になる症状がある場合は、自己判断に頼らず、必ず医療機関や相談窓口にご相談ください。