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教員歴6年の元教員が執筆
関わってきた子どもの数述べ300人以上
1歳児の自宅保育中
💫こういったお悩みを解決していきます
このような悩みを抱えている方にとって、子どものためだけでなく、親も一緒に楽しめる環境作りが大切です。
なぜなら、日々の生活の中で1対1で子どもと向き合い続けるのは思っている以上に大変だからです。
教員として、決まった時間割の中で、クラス30人の子どもたちと向き合うのとはまた違った大変さがあることを実感しています。
子どもが喜び、親も一緒に楽しめる空間を作ることで、育児がずいぶん楽しくなりました。
1歳半になってからの変化
1歳半になると、歩けるようになり、家の中でも自由に動き回りたいという欲求が強くなります。
外で遊ぶ時間が増えたものの、家の中ではどう過ごせばいいか悩みが出てきました。
毎日公園に行くのは大変ですが、家の中で過ごすのもエネルギーが有り余ってしまい、結局テレビをつけてしまうことが増えてしまいました。
しかし、ある日「動と静」を取り入れた環境を自宅に作ることで、大きな変化が起こりました。
国立科学博物館の体験から学んだ『動と静』のバランス
国立科学博物館の「コンパス」エリアは、アスレチックのような動き回れる遊びと、観察やお絵描きといった集中して遊べる空間のバランスが絶妙です。
↑動物の剥製や化石に向かって歩いたり、アスレチックで滑り台や吊り橋があったり、動き回れる工夫がされている。
↑標本の観察ができたり、絵本を読んだり、静かに過ごす工夫もされている
この「動」と「静」がうまく混在することで、子どもは飽きずに遊び続けることができました。
この環境を家の中でも再現できないかと考え、自宅のレイアウトを見直すことにしました。
家の中での「動と静」の再現方法
コンパスの「動と静」を自宅で再現するために、いくつかの工夫をしました。
静の遊び
絵本棚+おもちゃ入れゾーン
絵本棚の絵本が溢れていたため、思い切って整理し、表紙が重ならない量だけにしました。
子どもの手が届く一番下の段には、子どもが自分で選べるように特に好きな絵本を置いています。
おもちゃ入れも整理し、なるべく一つのケースに一つのおもちゃだけ入れるようにしました。
おままごとセットやフィンガーペイント、アンパンマンのピアノなどを収納しています。
細々したおもちゃもあるので、2段目の左側はゴチャゴチャでもOKと割り切っています。
机ゾーン
引き出しの中に塗り絵やクレヨンを入れており、私が余裕のある時に一緒にお絵かきを楽しんでいます。
「あけて」と言って引き出しを開けてもらうことで、遊びの幅が広がります。
成長に合わせて机や椅子の高さが変えられてインテリアにも馴染む机を選びました。
壁際の遊びゾーン
小さいマットを敷いておもちゃの入れ替えゾーンを作り、
ホワイトボードやマグネット、ミッキーのポットン落としを入れ替えで置いています。
おもちゃの入れ替えをすることで、子どもが飽きずに遊ぶことができます。
音楽ゾーン
以前購入した電子ピアノを置いています。
アンパンマンのマーチを流し、一緒に聴いたり、鍵盤を叩いたりしています。
ピアノの近くにはダイソーで購入したプーさんの容器に、マラカスやマイク、笛などを入れており、リズムを取ったり歌ったりできる環境を整えています。
片付けは放り込めば終わるので楽ちんです。1歳半でもできるのでお片付けの練習にもなります。
この電池不要の不思議なマイクは発語を促すのにおすすめです。また、お口の発達のために笛も置いています。
とりあえず放り込むゾーン
Amazonで買った組み立て式の取っ手を持って開くボックスに、細々したものをとりあえず入れています。
うちの子は支援センターにあるおもちゃのキッチン棚に物を入れるのが好きなので、取っ手付きなら自分で片づけてくれるかな?と思い購入しました。
組み立ては私一人で30分ほどででき、手が挟まらないようにもなっています。
ボックスの上は子どもの大きさにちょうどいいので、立って遊べる机代わりに使っています。
机の上は定期的におもちゃを入れ替えています。1日中家にいる日は昼寝の後に午前中と違うおもちゃに変えることもあります。
動の遊び
ジャングルジムゾーン
滑り台付きのジャングルジムを設置しています。
部屋のど真ん中に置いていましたが、導線が悪いことに気づき、少し端に寄せました。
これにより部屋の導線が良くなり、他のおもちゃにもアクセスしやすくなりました。
アクセスしやすいおもちゃの数が増えるほど、子ども部屋で遊ぶ時間が長くなります。
滑り台の先には、ダイソーで買った人工芝を置いており、足の感覚を楽しんでいます。
発達にも良く、狭い部屋でもシート一枚で楽しめるのでおすすめです。
リビングアスレチックゾーン
リビングでもアスレチックが作れないかと家の中にあるもので考えてみました。
こたつの天板(1枚板)をソファーに斜めに置いて、坂道を作りました。
ハイハイをして登ったりすべったりして体全身を使って遊びます。
天板が滑ると危ないので、下にマットレスを敷き、滑り止め、かつクッション代わりにしています。
ただ板を置くだけでは遊ばないので、
ソファーの上にお気に入りのアンパンマンのぬいぐるみを置いて、
「登ったらアンパンマンとぎゅーできる」「登ったら滑るのが楽しい」
というように意欲を引き出す工夫をしています。
家にあったマットレスでトンネル作りをしてみました。
三つ折りになるマットレスでトンネルを作って、
トンネルの中の天井に光るガーランドを入れてみました。
ハイハイをしたり、光を指さしたり興味津々です。
ソファーを壁際に置くことでも簡易的なトンネルができます。
くるくる回るコーヒーカップゾーン
コーヒーカップの遊具を気に入っていたので、回転椅子を出してみました。
椅子の上でバランスをとりながら楽しんでいます。平衡感覚を味わうことができます。
ただし、リビングアスレチックやコーヒーカップは本来の使い方ではないので安全性に気をつけて自己責任で遊んでいます。
おもちゃの管理と入れ替え
おもちゃをルーチンで入れ替えることで、子どもが飽きずに新鮮な気持ちで遊べる環境を作っています。
また、眠っていたおもちゃも活用できるようになりました。
休日にだらだらしがちだった私ですが、部屋がスッキリしたことで、
家事や子供との遊びに取り組むストレスが減ったのは意外なメリットでした。
また、パパも以前より子供と遊ぶことが増え、
子供も楽しいことから発語が増え、家族のやりとりも増えました。
自宅保育が楽しくなる環境作り まとめ
教員時代は、時間割が決まっていて、クラスメイト同士で刺激を受け合うため、自然とメリハリがつけられていました。
しかし、家庭では自分で時間割やルーティンを決めたり、遊びやおもちゃを選ぶ必要があり、意外と大変さを感じます。
自宅でも「動」と「静」を意識して環境を整え、仕組み化することで日々の育児が楽になる工夫を取り入れる工夫を紹介してきました。
環境作りの工夫
場所ごとにテーマを決める
絵本ゾーン、音楽ゾーン、アスレチックゾーンなど、場所ごとにテーマを設け、遊びにメリハリをつけました。
おもちゃの入れ替えで飽きない工夫
1つの場所に1つのテーマを決め、その場で遊べるおもちゃを定期的に入れ替えるようにしました。たとえば、朝と昼で遊び道具を変えることで、子どもも飽きずに新鮮な気持ちで遊べます。
何時に何をするかではなく、何時にどこで遊ぶかを決める
時間での区切りではなく、「何時にこの場所で遊ぶ」とすることで、自然と日々のリズムが生まれるようにしました。子どもも決まった場所での遊びに集中しやすくなり、親も遊びを決める負担が減ります。
環境作りの効果
子どもが楽しんで遊べる環境を作ることで、親も一緒に育児を楽しむことができます。
「また一緒に遊ばなきゃ…」と感じていた時間が、
今では「今日はどこにどのおもちゃを置こうかな?」「家にあるもので新しい遊び方はできないかな?」と考えることが楽しみになりました。
子供が遊んでいる様子を見ていて新しい遊び方のアイデアが浮かんでくることもあります。
また、子どもが自宅でも動き回って遊び、集中して取り組むことで、
エネルギーを発散し、ご飯もモリモリ食べて、昼寝もスムーズにできるようになりました。
私自身も育児のストレスが減り、子どもとの時間をもっと楽しめるようになりました。
最後に
自宅保育の環境作りは、子どもだけでなく親の気持ちにも大きな影響を与えます。
子どもが動き回りながらも集中して遊べる環境を整え、
定期的におもちゃの入れ替えやレイアウトの工夫をすることで、
家での過ごし方がもっと豊かになります。
皆さんのアイデアもぜひ教えてください。