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教員歴6年の元教員が執筆
関わってきた子どもの数述べ300人以上
1歳児自宅保育中
新生児期は、赤ちゃんにとって「外の世界」に慣れるための大切な期間です。
この時期、赤ちゃんはまだ寝ていることがほとんどですが、実は多くの発達の準備が進んでいます。
1. 新生児期(0〜1ヶ月)の発達ポイント
新生児期の赤ちゃんは、外の世界に少しずつ適応していく段階です。具体的には以下のような特徴が見られます。
視覚:目の焦点は約20〜30cmの距離が見えます。この距離は授乳中に親の顔が見える範囲で、親の顔を見るような仕草が見られることもあります。
聴覚:聞き慣れた音(親の声や胎内音)に反応しやすく、突然の大きな音には敏感に反応します。
運動:筋力はまだ弱いものの、モロー反射や吸啜反射(吸う動作)など、原始反射が見られます。これらの反射は将来の運動機能や飲食動作に繋がる重要な動きです。
2. 新生児期の生活リズム
この時期の赤ちゃんは昼夜の区別がまだなく、完全に赤ちゃんのペースで生活することになります。
授乳:母乳やミルクを3時間おきに与えることが一般的ですが、赤ちゃんのペースに合わせる柔軟さが大切です。
睡眠:1日の大半を寝て過ごしますが、眠りが浅く頻繁に起きることもあります。
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3. 発達を促す遊びや環境づくり
新生児期でも赤ちゃんの発達を促すためにできることはたくさんありますが、お世話になれるのに精一杯だと思います。できなくても大丈夫。できそうなものがあればやってみてください。
視覚:赤ちゃんが見やすいコントラストの高いモノトーンのおもちゃや絵本を目の前でゆっくり動かして、視線を追う練習をします。
聴覚:穏やかな声で話しかけたり、優しい音楽や子守唄を聞かせることで、赤ちゃんの聴覚を刺激します。
触覚: 手や足を優しく触り、マッサージをすることで赤ちゃんに安心感を与えます。
4. 親のサポートと心構え
新生児期は、赤ちゃんだけでなく親にとっても「慣れる時期」です。
休むことも仕事:自分が倒れてしまっては元も子もありません。ミルクや搾乳機、家族の助けを上手に使い、無理をしないことが大切です。
赤ちゃんを観察する:赤ちゃんが何を伝えようとしているのかを知るために、小さな表情や仕草を楽しみながら観察しましょう。
役立ったアイテム
電動搾乳機:赤ちゃんがNICUに入ったので、母乳提供のために活躍しました。搾乳中に赤ちゃんの写真を見ると母乳の出が良くなるように感じました。
乳首クリーム:必要な人には必須アイテム。特に授乳で傷ができやすい方には強くおすすめです。
冷えピタ:私の場合、副乳ができてしまい冷やす必要があったので活用しました。育児中に役立つアイテムの一つです。
5. 特別支援教育の視点を取り入れる
特別支援教育の考え方は新生児期にも活かすことができます。
安心感を与える環境:大きな音や強い光を避け、穏やかでリズムのある生活を心がけることが赤ちゃんの情緒的な安定に繋がります。
繰り返しの重要性:例えば、授乳やおむつ替えのタイミングを一定にすることで、赤ちゃんは世界に「予測可能性」を見出し、安心感を得られます。初めの1ヶ月は親も赤ちゃんもペースを掴むのが難しいですが、朝のカーテンを開ける時間や夜の布団に入る時間を決めることから始めると良いでしょう。
まとめ
新生児期(0〜1ヶ月)は、赤ちゃんにとっても親にとっても「慣れる時期」です。この時期に心がけたいのは、赤ちゃんをよく観察し、無理をしないこと。そして、特別支援教育の視点から、安心感や感覚刺激が後の発達に繋がる大切な基礎になると考えます。小さな変化を楽しみながら、赤ちゃんと一緒に成長していきましょう。
次回は、「1ヶ月〜2ヶ月の発達と生活リズム」についてお話しします!