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なぜ英語の歌は覚えやすいの?
英語の文章を話すのはむずかしい。でも、歌だったら口ずさめる。
なぜでしょうか?
赤ちゃんは“意味”じゃなく、“音のリズム”から覚えている
赤ちゃんは言葉を「意味」から覚えるわけではありません。
最初は語尾の響き、そして全体の抑揚やリズムをまねしています。
- 0〜4ヶ月:抑揚の違いに反応する
- 4〜6ヶ月:喃語(ばばば・ままま)をくり返す
- 6〜10ヶ月:語尾や強い音だけをまねする
- 10ヶ月〜:強弱のリズムをまねる
- 1歳〜:意味と音が結びついて、発語に
英語は「リズムの言語」ってどういうこと?
英語は強弱リズム(stress-timed)の言語です。
大事な単語(名詞・動詞など)に強勢があり、その他は弱く短く読まれます。
たとえば "Want some juice?" は「ワンッ・スム・ジュース?」のように、
大事な語にだけアクセントが置かれ、全体として「タ・タタ・ター」のようなリズムが生まれます。
日本語とのちがい:すべてが等間隔
一方、日本語はモーラ拍(syllable-timed)の言語です。
「たべる」も「たーべーるー」も、すべての音を等しく発音します。
この違いが、英語の語順や文の区切り(語の境界)を感じとりづらくさせている原因の一つです。
だからこそ、「まねる」より「リズムで遊ぶ」ことが大事
英語が苦手な人こそ、文法や単語の暗記より、
リズムをまねて、口に出してみることの方が、ずっと自然に覚えられることがあります。
やってみよう:語尾からまねる・リズムで遊ぶ
- 歌の最後の語だけをまねする(例:"...BOAT!")
- 2語文のリズムだけをまねして遊ぶ("Want juice?" → ワン・ジュッ)
- 日常で耳にした音を、意味を考えずリズムで言ってみる
リズムから始めるおうち英語におすすめの絵本・動画・歌
リズムから英語を覚えるなら、「歌える」「まねできる」「くり返せる」教材がぴったり。
以下は、実際に私も使ってよかったと感じた、英語のリズムに親しめるアイテムです。
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- Chicka Chicka Boom Boom
アルファベットのリズム絵本。BGMつきで読むと“Boom Boom!”の語感がくせになります。
- Chicka Chicka Boom Boom
- Super Simple Songs
英語が苦手な親でも、子どもと一緒に歌える。短い文・強弱のはっきりした歌ばかり。
英語が苦手でも、「音・リズム・くり返し」に頼れば、親も子どもも自然に口に出せるようになります。
まずは歌って、まねして、楽しむところから始めてみてください。
リズムから入れば、「話せる」が先に来る
意味がわかるより先に、口がそのパターンを覚える。
それが赤ちゃんのやり方であり、大人にも応用できる方法です。
まとめ:英語が苦手でも、リズムは味方になる
リズムから始めれば、意味がわからなくても、発音が苦手でも、
「英語が口に出せる感覚」を育てることができます。
おうち英語の第一歩は、文法じゃなく、“歌ってみる”や“語尾をまねる”からでもいいんです。