※アフェリエイト広告を利用しています。
教員歴6年の元教員が執筆
関わってきた子どもの数述べ300人以上
執筆時、1歳児の自宅保育で防災対策中
はじめに:防災リュックを買っただけで満足していませんか?

実は、防災リュックを買うだけでは子どもを守る準備としては十分ではありません。
✅ 災害時に生き延びるための耐震対策ができている?
✅ リュックの中身の使い方を知っている?
✅ いざという時、家族みんなで動ける?
この記事では、子どもの防災対策を強化するための具体的な方法を解説します!
【徹底解説】防災リュックだけではダメな理由とは?
- そもそも生き延びないとリュックが活用できない→耐震対策は大丈夫?
- 子ども自身がリュックの使い方を知らない → いざという時に困る
- 必要なものが個々の子どもに合っていない → 年齢に合わせたカスタマイズが必要
- 防災訓練をしていない → 実際に行動できるかどうかが鍵
今日からできる!子どもの防災対策【リュック・耐震・停電対策も】
1. 家の中を安全に!耐震対策をしよう
防災の中でも特に重要なのが転倒防止対策です。

家具固定で一番安全なのは壁へのねじ止めですが、賃貸で壁に穴が開けられない場合などには強度は落ちますが、市販で穴あき不要の商品があります。
ちなみに私が活用しているのは以下の商品です。
また、以下のような対策をすることで安全性を高めることができます。
キッチン(危険度:高い)
- 冷蔵庫や電子レンジなどの家電の固定
- 包丁は使ったらすぐにしまう
- 食器棚の扉は飛び出し防止ロックをつける
寝室(1日の三分の一を過ごすが、無防備)
- 寝ている時には無防備なので寝室には家具を置かない
- 落ちてくるものを置かない
リビング
- テレビなどの大きな家具には転倒防止対策を行う
- 窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る
- 花瓶などのインテリアの下に粘着マットを敷く
廊下(家から外に出る際、避難経路になる)
- 通行の妨げになるものを置かない
- 落下してくるものを置かない(もしくは固定する)
2. 子どもと一緒に防災リュックを準備しよう
非常時に本当に役に立つものは、使い慣れたもの、食べ慣れたものです。
既製品の防災リュックを準備するのも良いですが、必ず中身を一度は使ってみて、自分にとって必要なものを追加することが大切です。

実際に私が使ってみたものとその感想
- アルミシート:音がうるさく眠れない。熱がこもるので汗をかく。
- 懐中電灯:移動には良いが生活には不向き。ランタンが必要。
- 水を入れると食べられるお米:できるまで時間がかかる。災害時に食べようと思って15〜60分待つことになるのを知ったらそれだけでガックリきそう。使っておいてよかった。
- 乾物:長持ちするが、いつも食べていないので食卓に出すと家族のテンションが下がった。
子どもの避難リュック

- 好きなおやつ(せんべい、こぼれないので干し芋、ゼリー)
- お菓子のこぼれない容器(汚す、こぼす、食べさせるなどを気にしたくないので普段使っているものを防災用に購入)
- 飲み物(パックのお茶、ジュース)
- 食べ物(ベビーフード、パン)
- 音のならないお気に入りのおもちゃ(避難所では他の人もいるため)
- 着替え
- いつも使っている水筒(配布されたり購入したりした飲み物を入れるため)
- 紙エプロン
- おむつ、お尻ふき、袋
- 歯ブラシ、歯磨き粉
とにかく好きなものをなるべくたくさん入れています。
関連リンク:赤ちゃんの防災 月齢ごとに準備品をまとめているサイトです。
大人用避難リュック
ちなみに大人用で一般的に必要と言われることは少ないですが、私が入れているものもご紹介します。
- ピジョンイオンガード(感染対策)
リンク - 化粧水、乳液(旅行用)、リップクリーム
- 使い捨てスプーンや割り箸
- 爪切り
- 歯科専用キシリトールガム(お口の健康は体の健康と繋がっている)
参考:防災にオーラルケア
3. 避難経路の確認&防災訓練
いざという時にスムーズに動けるように、避難経路を確認し、家族で防災訓練をしましょう。
- 自宅から最寄りの避難所までのルートを歩いてみる
- 「おうち避難訓練」として玄関からの脱出を練習

(避難時には基本的にベビーカーは使えません。外出時も抱っこ紐を持っていると安心です)
避難所まで歩いてみて気がついたこと。
- 道路や道によって左右で歩きやすさに差があるので、この道では右側を歩く、ここで道路を渡る、などと道の歩きやすさを把握できた。
- ブロック塀や電柱など倒れてきそうなものを把握できた。
- 避難所までにお店がいくつかあるので、日頃から利用して顔見知りになっておくと良いと思った。
4. 防災キャンプごっこで非常事態を疑似体験しておく
停電して暗闇で過ごす、断水して水が使えないと子どもも大人もストレスです。
家の中でキャンプごっこをしてガスコンロで食事をする、断水を想定して非常用トイレを使ってみる、停電ごっこをして暗闇で過ごすなどを経験しておくことで、
いざという時に「あの時と同じように過ごせばいいんだ」と非常時のストレスを減らすことにつながります。
料理をしてみる
- ガスコンロでできる食事を子どもと作ってみる。
- 非常食を作って食べてみる。
断水を想定してみる
- 非常用トイレを使ってみる。
- ペットボトルに溜めた水で洗濯や食器洗いをしてみる
- ドライシャンプーを使ってみる。
停電ごっこをしてみる
- 夜に電気を消し、懐中電灯やランタンだけで過ごす
- 光るおもちゃやLEDランプを活用して光遊びをする
- 暗闇での移動やトイレのシミュレーションをする
- ポータブル電源とソーラーパネルの活用
停電時の備えとして、 ポータブル電源を準備しておくのも一つの手です。
長時間の停電や災害時には、これらの機器がスマートフォンの充電や家電の電源確保に役立ちます。
停電ごっこで日頃から使い慣れておくことで、いざというときにもスムーズに電源を確保することができます。
関連記事:100均グッズで簡単!光遊びを楽しむセンサリープレイアイデア
まとめ:防災は「備えるだけ」では不十分!防災キャンプごっこから得られる学び
防災リュックを準備することは重要ですが、それだけでは不十分です。
子ども自身が防災を「経験」できるように、実際に体験することが大切です。
まずは「今すぐできること」から始めてみましょう!
✅ 家具の転倒防止対策をする
✅ 家族と避難ルートを確認する
✅ 防災キャンプごっこを試してみる