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教員歴6年の元教員が執筆
関わってきた子どもの数述べ300人以上
執筆時、1歳児自宅保育中


今回は、家庭で簡単にできる「センサリープレイ×世界観づくり」の実例として、とっても素敵な【フルーツの世界】をご紹介・解説していきます。
センサリープレイってそもそもなに?
センサリープレイ(Sensory Play)とは、五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)を使って楽しむ遊びのことです。
- 触って感触を楽しむ(粘土・米・ジェルなど)
- 匂いを感じる(スパイス・アロマ・フルーツなど)
- 色や光を楽しむ(カラーセロハン・ライトテーブルなど)
目的はただ一つ。子どもの「感じる力」「探究心」「学びの土台」を育むことです。
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最新のセンサリープレイは「世界観づくり」がカギ
近年、ヨーロッパや北米のセンサリールームでは「マテリアル」だけでなく、「世界観全体を構成する環境設定」が重視されるようになっています。
- 子どもは“設定”があると集中しやすくなる
- 意味のある遊び(ごっこ・対話・構成)が自然に生まれる
- 言語や想像力の発達に繋がりやすい
今回の「フルーツの世界」は、まさにその典型です。
今回のセッティングを分析してみよう
【1】フルーツ+本物素材で「リアリティ」を刺激
- みかん、グレープフルーツなど本物の果物があることで、
- 香り(嗅覚)、手ざわり(触覚)、重さ・冷たさ(温度感)
→ これだけでセンサリープレイとして成立!
- おままごと用のフルーツを本物と一緒に置くことで見立て遊びでイメージが湧きやすくなります。
- 本物のフルーツを切って食べた後に、おもちゃで切って遊ぶのもおすすめです。
【2】布やトランポリンで「環境を区切る」
トランポリンの上に敷かれたグリーンのラグが“ステージ”になっています。
子どもにとっては、そこが「果物の森」や「お店屋さん」に変身!
→ 世界観が明確になると、遊びにストーリー性が生まれます。
【3】木製ブロックやキャラで“遊びの発展”を支える
- 色や形を比べる(分類)
- 並べる・積む(構成)
- ごっこ遊び(模倣)
→ センサリー×構成×言語のハイブリッド遊びが自然に起こる構成です。
初心者さんへ:これだけ押さえればOK!
- 本物×おもちゃのミックスが最強
→ 衛生に配慮しつつ本物素材も積極的に取り入れて。 - 遊び場は「枠」を作ると集中しやすい
→ ラグ・バスケット・トレーなどで囲ってあげましょう。 - 「自由に遊ばせる」時間を必ず作る
→ 子どものペースを尊重することで、自発性が育ちます。
まとめ|この遊びの効果とは?
このようなセッティングによって、子どもは以下の力を自然に育てます。
- 感覚統合力(センサリーインテグレーション)
- 集中力・持続力
- 想像力・創造力
- 自己表現力・言語力
- 五感を通じた記憶力の定着
→ 「遊びの中で学ぶ」土台づくりにぴったりです!
最後に|次に試してほしいステップ
- 季節感を加えてみる(春:お花、秋:落ち葉など)
- 音や香りを加える(くだものの香料、楽器など)
- 水や氷など“温度”の要素を入れてみる
→ 少しずつ要素を足していくと、どんどん深いセンサリープレイになります!
「正解の形」よりも「一緒に楽しむ」ことが大切です。
素敵な遊び時間を、ぜひ親子で楽しんでくださいね!