関わってきた子どもは300人以上
執筆時、1歳児自宅保育中

これから教師になるけど、うまくできるか心配…
・学校ごとのルールや慣習が分からず戸惑っている
・先輩教員や管理職への質問の仕方に迷いがある
・生徒や保護者対応で戸惑う場面が多く、自信を失いかけている
・事務的な手続き(健康調査表の読み方など)に慣れていない
・先輩教員や管理職への質問の仕方に迷いがある
・生徒や保護者対応で戸惑う場面が多く、自信を失いかけている
・事務的な手続き(健康調査表の読み方など)に慣れていない
本記事では、筆者自身の経験をもとに、よくある5つの失敗とその対策を詳しく解説します。
これからの教員生活をスムーズにスタートさせるためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。
1. 服装に関する失敗

教師時代のさわり
「普段着でいいだろう」と思っていたら、周りは全員スーツだった…!すごく焦りました!
特に始業式や入学式は正装が基本ですが、知らずにカジュアルな服装で行ってしまい、浮いてしまうことがあります。
✅ よくあるミス
- 普段着感覚で出勤したら浮いた。
- 始業式や終業式で正装と知らずに場違いな服装だった。
- 入学式や卒業式でコサージュなどの細かいマナーを知らなかった。
✅ 対策
- スーツとシャツをロッカーに入れておくのが一番安全。
- 入学式や卒業式の式典前には必ず先輩教員に服装を相談。
- 式典ではアクセサリーや靴も必要なことも多いです。

さわり
入学式や卒業式は体育館で行われることが多いですが、いつもの室内履きだと浮きます。音のならない正装用の靴を用意しましょう。
2. 校内の暗黙のルール
新しい職場では、「当たり前」のルールが多く、暗黙の了解を知らずにミスをすることがあります。
例えば、ジーパン禁止・髪色・校内での挨拶や立ち居振る舞いなど。

さわり
校種によっても暗黙のルールは異なります。小学校の方が髪色やアクセサリーはゆるく、校則のある中学校の方が厳しいなど。
✅ よくあるミス
- 校内での動き方(挨拶の仕方、立ち居振る舞い)に戸惑う。
- 先輩教員が雑務をしているのに気づかなかった。
- 指導案を事前に見せていなくて怒られた。
- 初任者研修でクラスを空けるときに何をするか伝えていなくて困らせた。
- 年度末に教室や黒板、エアコンを掃除してなくてマナーがなっていないと思われた。
✅ 対策
- 初日に校内を見渡し、周りの教員の服装や行動をチェック
- 不安なことは管理職や先輩に相談する
3. 人間関係・校内の力関係・質問の仕方

教師時代のさわり
この質問を誰にすればいいのかわからない…
最近は昔ほどではないと思いますが、学校は縦社会が強い傾向があり、わからないことを聞ける先輩教員を見つけておくことが大切です。
✅ よくあるミス
- どんなことを誰に聞けばいいか分からない
- 先輩に「こんなこと聞いていいのか?」と遠慮してしまう
- 必要な根回しができず、職員会議で批判される
✅ 対策
- 校務に関することは学年主任、教務主任に確認
- 雑務や細かいルールは、同じ学年の先輩教員に相談
4. 事務的な手続きへの理解不足
生徒の健康管理や学校の事務作業に慣れていないと、対応が遅れてしまい問題になることがあります。
✅ よくある問題
- 保険調査表の重要性を理解せず、対応が遅れた
- 生徒の持病やアレルギーを把握しておらず、対応できなかった
- 学校のシステム(勤務時間、会議の流れ、書類作成)に馴染めていない
✅ 対策
- 着任したら、保険調査表や生徒情報をしっかり確認
- 学校の事務手続きについて、早めに学ぶ
5. 生徒・保護者との対応
初めての担任や授業では、生徒や保護者からの期待値が高く、比較されることが多いです。
✅ よくある問題
- 去年の担任と比べられる
- 子どもの方が学校のルールに詳しい
- 生徒間トラブルに気が付かずクレームにつながる
✅ 対策
- 前任者のやり方をある程度リサーチする
- 生徒の話をよく聞き、トラブルの兆候を見逃さない
まとめ|失敗を恐れず、少しずつ学んでいこう
初任者教員のうちは、失敗するのは当たり前です。しかし、事前に知っていれば回避できるミスもあります。
まずは話を聞きやすい先輩教員に小さなことから相談してみましょう。