教師、保育士

教員と会社員のメリット・デメリット

教員歴6年の元教員が執筆

関わってきた子どもの数述べ300人以上

会社員経験あり

 

教員を辞めたいけど、もったいないかな?

 

そんなお悩みを抱えていませんか?

 

さわり
さわり
私は教員を辞め、会社員を経験しました。その後もう一度教員に戻りましたが、子育てとの両立が難しく、最終的には辞めるという道を選びました。

 

教員と会社員、それぞれの立場を経験したからこそわかる、リアルなメリット・デメリットをお伝えします。

 

この記事の内容

教員のメリットとデメリット
会社員のメリットとデメリット
戻りたければ教員に戻れる(経験談)
今、悩んでいるあなたができる具体的な行動

 教員のメリットとデメリット

教員のメリット

1. 収入が安定している

公務員の場合、給与やボーナスが安定しており、退職金も確実にもらえます。経済的な基盤を作りやすい点は大きな魅力です。

2. 社会的信用が高い

住宅ローンの審査などで有利になることも多く、教員の肩書きは社会的に高い信用を得やすい職業です。

3. 長期休暇がある(ように見える)

夏休みや冬休みなどの設定があり、一見すると休暇が多い印象を持たれる職業です。ただし、実際には部活動や研修で埋まることもあります。

4. 自分と他人の仕事が見えやすい

担任同士の仕事内容が似ているため、職場での大変さや悩みを共有しやすく、理解を得やすい環境です。また、質問した際に複数の同僚からサポートを受けられる柔軟性もあります。

5. 給与体系が明確

公務員としての給与は階級や勤続年数で決まるため、不公平感が少なく、職場の人間関係に余計な軋轢が生じにくいです。

6. 仕事内容が明確

教員の業務は上から指示されるため、自分で仕事を探す必要がなく、一定の安心感があります。会社員の場合は、特に体制が未整備な場合に「仕事を作る」プレッシャーが発生することもあります。

7. 休んだ分の仕事が次の日に山積みにならない

年休を取る前の準備は必要ですが、休んだ分の業務が翌日に全て押し寄せるわけではありません。

教員のデメリット

1. 業務量が多い

授業以外にも部活動、保護者対応、書類作成など多岐にわたる業務を抱え、プライベートな時間を確保するのが難しいです。

2. 業務の幅が広い

他業種では分業されている業務(事務、営業、カウンセリング、経理など)を一人でこなす必要があり、負担が大きいです。

3. 精神的負担が大きい

生徒指導や保護者対応、同僚との人間関係、上司の方針など関わる人間の数が多い分、苦労する場合があり、精神的に消耗することがあります。

4. キャリアパスが限られる

教員としての専門性は高い一方で、転職を考える際にはスキルの汎用性をアピールする工夫が必要です。

 

会社員のメリットとデメリット

会社員のメリット

1. 公務員としての義務感がなくなる

教員時代は「休みの日でも教員である自覚」を持つ必要がありましたが、会社員ではこのプレッシャーがなくなり、気持ちが楽になりました。

2. 業務の幅が明確になる

担当範囲が明確に分かれているため、効率的に仕事を進めやすいです。

3. キャリアの幅が広がる

異業種への転職やスキルアップのチャンスが豊富で、自己成長を実感できる環境です。

4. 残業代がしっかり出る

教員時代と違い、残業が給与に反映されるため、時間外労働に報酬が伴うのは大きなメリットです。

5. お昼休みが確保される

教員時代と異なり、昼食時間をきちんと取ることができます。

会社員のデメリット

1. 福利厚生が減る可能性

会社の規模によっては、公務員時代のような充実した福利厚生が得られない場合があります。

2. 給与や退職金が減る可能性

公務員に比べて安定性が低い場合があり、経済的な不安がつきまとうことがあります。

3. 長期休暇が取りづらい

プロジェクトや繁忙期の都合でまとまった休暇を取りづらい環境があるのは大きなデメリットです。

4. 同僚の業務内容が見えにくい

業務が分業化されているため、他の同僚がどのような仕事をしているのか把握しづらく、協力体制が希薄になることもあります。

正直言って売り手市場、戻りたければ教員に戻れる(経験談)

教員という仕事は、特に近年の人手不足もあって売り手市場です。一度辞めたとしても、再び教員に戻ることは可能です。

さわり
さわり
私自身も転職後にもう一度教員に戻ることを経験しましたが、辞めた理由と戻りたい理由試験管が納得できる形で矛盾なく説明できれば問題ないです。

私は、外に出て教員の仕事のすばらしさに改めて気がついたこと、以前は業務過多で辞めたこと、教員として働きたい熱意や覚悟を伝えて教員採用試験に受かることができました。

1度試験に受かっていたので対策も見通しを持って行えました。また、教員の友達がいたので、面接や模擬授業の対策を手伝ってもらいました。

ただし、戻る際には「他業種での経験がどのように活かせるのか」や「自分が本当に教員に向いているのか」「自分のキャリアを矛盾なく説明できるか」をしっかり考えることが重要です。

さわり
さわり
逆に言えば、きちんと判断をして一生懸命生きていれば説明できるはずです。

悩んでいる時にできること

「辞めたいけど、次にどう進むべきかわからない」という時に、以下の行動を試してみてください。

※おすすめ転職サイト、エージェント調べ中です。

1. 転職サイトに登録してみる
教員以外の求人情報を見るだけでも、自分の市場価値を客観的に知るきっかけになります。

2. 転職エージェントに相談する
教員専門の転職エージェントや、異業種への転職に強いエージェントを活用してみましょう。

3. 自己分析をする
自分の強みやスキルを整理することで、どんな仕事が向いているのかを考える助けになります。

 

 まとめ

教員と会社員、それぞれにメリットとデメリットがあります。「辞めたい」という気持ちは決して悪いことではなく、むしろ自分のキャリアを見直す大切なタイミングです。

悩んでいる今こそ、少しずつ行動を起こしてみてください。

-教師、保育士