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教員歴6年の元教員が執筆
関わってきた子どもの数述べ300人以上
自宅保育中
この記事では、以下について考えていきます。
この記事でわかること
- そもそも幼児期の英語教育は必要なのか
- オンライン英会話と英語教材の違い
- 家庭で英語環境を作る方法(無料でできることも)
- 敏感期・臨界期の本当の意味
- セミリンガルのリスクは本当にあるのか?
- 幼児期に始めるメリット・デメリット
1. そもそも、なぜ英語教育を取り入れるのか?
1-1. “早期教育”より大事なのは「ポジティブな英語体験」
研究では、幼児期は「耳が良い」「音をそのまま吸収しやすい」などの発達上の特性があります。
これはモンテッソーリでいう敏感期(音・言語の吸収に強く反応する時期)と一致します。
関連記事:敏感期を行動で見抜く|発達の流れとおもちゃ選びをつなぐ観察法
しかし、決定的なのは以下の点です。
- 英語を好きになる経験が後の学習を大きく左右する
- 苦痛や強制は、むしろ英語嫌いをつくる
つまり、最重要ポイントは
できるだけ楽しく、負担がない形で触れることです。
1-2. 3歳までが勝負・臨界期・敏感期は“焦るための言葉ではない”
幼児教育では「3歳までが勝負」「臨界期」「敏感期」といった言葉がよく使われます。
しかし、これらは本来、発達の特徴を理解するための概念であり、親を追い込むためのものではありません。
どれも有名な概念ですが、現代の研究を踏まえると「必要以上に焦る必要はない」というのが共通の結論です。
● 3歳までが勝負
3歳までにやらないと取り返しがつかないと表現されることがありますが、脳の基礎を作る上で重要な時期であるものの、逃したから取り返しがつかないということではありません。
- 3歳までに脳の80%ができると言われるが、それはあくまでも重さのこと
- 3歳以降も脳は柔軟で学習力は十分にある
● 臨界期(Critical Period)
「一定の時期を逃すと語学習得ができなくなる」という形で語られることが多い概念です。
しかし、近年の研究では次の点が繰り返し示されています。
- 幼児期は音の吸収が確かに良い
- ただし“大人でも習得できる”ことが科学的に確認されている
- 手遅れになるわけではなく、学び方が変わるだけ
臨界期は「早く始めなければならない」という圧ではなく、
“その時期は自然に吸収しやすい”という理解で十分です。
● 敏感期(モンテッソーリ)
言語・音・秩序など、特定の刺激に反応しやすくなる時期を指します。
確かに“学びやすいタイミング”ではありますが、以下の点が重要です。
- 前後に幅があり「逃したら終わり」ではない
- 敏感期は子どもが集中しやすい時期を知る目安
- 過度に刺激すればよいという考え方ではない
敏感期は、「親が追い込まれる概念」ではなく、
子どもの興味が向きやすいサインを知るためのツールと捉えるのが正解です。
● 共通するポイント:焦らなくていい
3歳神話・臨界期・敏感期には違いがありますが、現代の科学的理解をまとめると
・幼児期は確かに吸収が良い
・だが、逃したからといって手遅れにはならない
・最も大切なのは「安心できる環境」と「楽しい英語体験」
という結論に収束します。
英語教育は、「早く始めなければならないもの」ではなく、
“親が続けられるタイミングで、楽しく触れられればそれで十分”です。
1-3. セミリンガル(どちらの言語も中途半端)になる?
これは日本でもよく語られますが、科学的には以下の条件でのみリスクが生じます。
- 家庭内で日本語・英語が混在し、どちらも十分に入力がない
- 生活言語(日本語)を制限してしまう
しかし、毎日数分の英語動画や簡単な語りかけ程度ではリスクはほぼゼロ。
むしろ、語彙発達の土台となるのは母語です。
結論:日本語の発達をしっかり支えながら、英語は“追加のスパイス”として触れればOK。
2. 幼児期の英語教育:メリット・デメリット
メリット
- 英語の音を自然に聞き取る力がつきやすい
- 英語に対する抵抗感が少ない
- 臨界期の恩恵で「無意識の吸収」が起きやすい
- 発音模倣がしやすい
デメリット
- 親の負担が大きい(継続しない)
- お金がかかりがち(教材貧乏)
- 子どもが大きくなるとやめてしまうケースが多い
- 生活言語である日本語習得を軽視すると弊害が出ることも
結局、幼児英語は
「無理なく続けられるかどうか」がすべて。
3. いつから始める?幼児期の注意点
- 0〜3歳:音・模倣の敏感期。
- 3〜6歳:語彙の急成長期。動画・絵本が効果的
- 小学生以降:意識的学習の方が効率的
ただし年齢より大切なのは、以下の2点だけ。
- 英語が「好き」な気持ちを育てられるか
- 1日数分でも続けられる環境があるか
“いつ始めるべきか”より、親が続けられる方法で始める方が成功率は高いです。
4. オンライン英会話を取り入れるメリット
4-1. 教材より安い
英語教材(DWEなど)は数十万円になることもありますが、オンライン英会話なら
月額数千円でネイティブと会話できる環境が手に入ります。
4-2. 親の負担が大きく減る
家庭英語は「親が主導」であることが多く、過負担になって挫折しがち。
その点オンライン英会話は、
- 親がレッスン相手にならなくていい
- 教材準備が不要
- 継続のリズムが作りやすい
というメリットが大きいです。
4-3. 教室型・教材型との比較
- 教室型:通わせる労力・時間がネック。発話量は少ない
- 教材型:継続すれば効果ありだが高額。親が指導者になりがち
- オンライン:費用・労力が少なく、発話量が多い
結論:
「負担が少なく、発話量を確保できる」のがオンライン英会話最大のメリットです。
5. 英語環境は“家庭で無料で作れる”
必ずしも「お金をかける=成功」ではありません。
家庭でできることはたくさんあります。
5-1. おすすめの取り入れ方(無料)
- YouTube(英語のアニメ・歌)
- アレクサで英語の歌・絵本
- 親の簡単な語りかけ(反応は気にしない)
5-2. 絵本で英語に触れる
幼児は「視覚+音」がセットになると理解しやすい時期。
特におすすめは、
- Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
- Dear Zoo
- Maisyシリーズ
“絵 → 単語 → フレーズ”という自然な流れがつくれます。
6. 習い事に任せきりでは話せるようにはならない理由
言語習得の肝は「量」。
英語教室に週1回行っても、
英語「に触れている時間」は圧倒的に不足です。
一方で、オンライン英会話や家庭英語を併用すれば、
1日5〜10分でも「英語のスイッチを入れる癖」がつきやすい。
少量でも毎日続ける方が、週1回より圧倒的に効果が出るのが言語習得の特徴です。
まとめ:幼児英語で大切なことは“早さ”ではなく“環境設計”
- 幼児期は確かに言語の吸収が良い
- しかし「早ければ良い」ではなく「無理なく続けられるか」が最重要
- 日本語の発達をしっかり守りながら英語を添えるイメージで
- オンライン英会話は費用も労力も少なめで続けやすい
- 家庭英語でも十分可能(無料でできる方法も多い)
- 1日数分でも毎日の習慣が最強の学習法
焦らず、できる形で、ポジティブな体験を積み重ねること。
これが幼児英語の成功率を大きく左右します。