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教員歴6年の元教員が執筆
関わってきた子どもの数述べ300人以上
その子がどんな楽しみ方をしているのかを見つけることです。
絵本は、読む・聞く・見るだけでなく、めくる・触る・眺めるなど、子どもによって楽しみ方が大きく異なります。
発達の視点を取り入れると、よくある悩みも「困った行動」ではなく、「学びのサイン」として見えるようになります。
よくある悩みと“発達の視点”で見るヒント
いつから絵本を読んでもいい?
結論は、何歳からでもOK。0歳から始められるということです。
赤ちゃんに絵本を見せるときは、目線の動きを観察してみましょう。どの色に反応するか、どんな形に視線が止まるか。それによって、現在興味を持ちやすい絵や色がわかります。
この「目線の観察」は、絵本選びの大きなヒントになります。
舐めたり噛んだりしてしまう
この行動は「困った」ではなく、口の感覚を学びたい時期によくある発達段階です。
舐めても安心で丈夫なボード絵本がおすすめです。
めくるだけで話を聞かない
ページをどんどんめくってしまう子は、指先の感覚を楽しみたい時期なのかもしれません。
無理に「最初から最後まで読ませなきゃ」と考える必要はありません。
めくる遊びそのものが脳の発達にもつながるので、「めくる遊びの素材」として絵本を使うのも立派な楽しみ方です。
すぐに飽きて別の本を持ってくる
「集中力がない?」と思うかもしれませんが、実は好きなページだけを楽しみたい時期であることも多いです。
すべてのページを我慢して読ませるより、その子の“好きな読み方”を尊重した方が、長期的に絵本が好きになります。
家に何冊あればいい?
冊数の多さより大切なのは、絵本に触れる回数が増える環境かどうかです。
- 家にたくさんあると読む回数が増えるタイプ
- いつでも読めると読まないタイプ(→図書館の「期限」がある方が読む)
親子によって合う方法が違うため、自分と子どもにとって、絵本を手に取る回数が増える方法を優先して決めるのがおすすめです。
絵本のさまざまな楽しみ方
ボード絵本
厚手で丈夫。赤ちゃんにも渡しやすく、外出にも持ち運びしやすいタイプです。
大型絵本
没入感があり、親子で楽しむ体験が一気に深まります。みんなで楽しむときにも便利です。
物語絵本
ストーリーを追う楽しさや、登場人物の感情を疑似体験できます。
図鑑
好奇心が育ち始めた瞬間に最適。ものの名前、分類、見方など幅広く学べます。
大人の本の楽しみ方と、子どもへの提示の仕方
大人でも「本の楽しみ方」はさまざまです。
- 小説派:物語や感情の世界に浸るのが好き
- 実用書・科学書派:知識を学びたい・構造化したい
- 一冊ずつ読む派(継次処理):ひとつの流れをじっくり進めたい
- 複数冊同時派(同時処理):切り替えて読む方が集中できる
大人がこれだけ違うなら、子どもでも違って当然です。
親の読書スタイルと子どものタイプがズレていると、「読みたくない」につながることもあります。
“自分はどう本を読むタイプか”を知ることが、押しつけを防ぎ、より良い絵本提示に繋がります。
絵本の仕入れ方・選び方
図書館
- 無料で借りられる
- 種類が豊富
- 司書さんに相談できる
- 返却期限があるので活用しやすい
本屋・Amazon
- すぐに手に入る
- お気に入りを長期的に使える
- 図鑑や辞典は購入がおすすめ
Kindle・Kindle Unlimited
- 持ち運びに便利
- 無料で読める絵本も多い
電子図書館
- 自治体によって利用可能
- 返却も自動で手間がない
メルカリ・ブックオフ
- 中古で安く手に入る
- 特に英語絵本が安く揃うことがある
まとめ:家庭の絵本は自由でいい
絵本は「こう読まなきゃ」という決まりがあるわけではありません。
めくるだけ、舐める、途中で変える、同じページだけ読む…。
これらはすべて、その子なりの学びのサインです。
家庭での絵本時間は、自由でいい。親子のペースでいい。
その子の楽しみ方を尊重すると、絵本との関係が長く続きます。