- 「網羅記事を作りましょう」
- 「回遊動線を設計しましょう」
ただ、最初のころの私は、
- 網羅記事=とにかく情報を詰め込むこと?
- 回遊動線=とにかく内部リンクを増やすこと?
くらいのふわっとした理解しかなくて、
実際にブログのどこをどう変えればいいのか、いまいちピンときていませんでした。
そんな中で、
「コア記事」と「枝葉記事」という2つの役割で考える ようにしてから、
TOPページやカテゴリ(TPO構成)を整理し直したところ、
- 1人あたりの閲覧ページ数が増えた
- ページあたりの滞在時間が増えた
といった変化が出てきました。
- 回遊動線・網羅記事という言葉をシンプルに整理しなおす
- 「コア記事」と「枝葉記事」で考えるブログ設計の方法
- 実際にTPO構成を変えて滞在率が上がったときにやったこと
をまとめていきます。
第1章 回遊動線・網羅記事って、言葉だけ先行してない?
まずは、よく見かける説明を整理しておきます。
・よくある説明
- 回遊動線:読者が他の記事も読みたくなる導線(内部リンクなど)
- 網羅記事:そのテーマのことが一通り分かる大きな記事
たしかにその通りなのですが、最初のころの私は、
- 「で、具体的に何をどうすればいいの?」
が分かりませんでした。
その結果、
- とりあえず内部リンクを増やしまくる → かえってゴチャゴチャして読みづらい
- 網羅=全部1記事で書く → 情報が多すぎて、最後まで読まれない
という状態になり、「回遊動線」「網羅記事」という言葉だけが先に走っていたな…と感じます。
第2章 私なりの整理:コア記事と枝葉記事で考える
●コア記事=「そのテーマの入り口&基準になる記事」
私の中でのコア記事の定義は、
- あるテーマについて「まずこれを読んでほしい」と言える1本
- 読者がそのテーマで迷子になったとき、最初に案内したい記事
例えば、
- 「冬の自宅保育×発達」の全体像をまとめた記事
- 「初任者教員の学級経営」の考え方をまとめた記事
- 「見えない特性×感覚統合」の基本を整理した記事
こういった記事は、読者の「そもそも何が大事?」に答える役割を持ちます。
特徴としては、
- 読者の「なぜ?」「そもそも?」に答えている
- 自分なりの世界観・考え方が伝わる
- 他の枝葉記事にリンクを飛ばしやすい
まさに、テーマの「入り口」兼「ハブ」になる記事です。
●枝葉記事=「コアから派生する具体例・深堀り」
一方で、枝葉記事は、
- コア記事で書ききれなかった「具体的な1トピック」を深掘りする記事
というイメージです。
例えば、
- 冬の自宅保育コア → 「2歳向けの運動あそび10選」
- 冬の自宅保育コア → 「感覚過敏の子が嫌がりにくい防寒アイテム」
- 初任者×学級経営コア → 「初任者の服装ガイド」
- 初任者×学級経営コア → 「4月に整えておきたい教室環境」
このように、
1記事1テーマでピンポイントな悩みに答える
のが枝葉記事の役割です。
読者は検索から枝葉記事に入ってきて、
そこからコア記事に戻るパターンもあれば、
コア記事から枝葉へ深掘りしていくパターンもあります。
●網羅記事=「コア記事の一部を、より広く厚くしたもの」
網羅記事についても、私は
- 「そのテーマの全体像を案内する“見取り図”のような記事」
と捉えています。
1記事で完全に完結させるというよりも、
- 全体像を示しつつ、各ポイントで枝葉記事に橋をかける「ハブ記事」
と考えた方が、設計しやすくなりました。
第3章 TPO構成を変えたら滞在率が上がった話
私が実際にやって効果を感じたのが、
TOPページやカテゴリ構成(TPO構成)を「コア→枝葉」で組み直したこと
です。
・Before:書いた順&なんとなくのカテゴリ
- 新着記事が上に並ぶだけ
- カテゴリは「子育て」「教員」「防災」などざっくり
- コア記事と枝葉記事の区別が曖昧で、自分でも迷子
読者目線で見ても、
- 「次にどれを読めばいいか分からない」
- 「知りたいことに辿り着く前に離脱してしまう」
という状態だったと思います。
・何を変えたか
- カテゴリごとに「これはコア」と呼べる記事を1〜3本決めた
- TOPページやカテゴリTOPに、そのコア記事を目立つ位置で配置
- コア記事から、関連する枝葉記事へのリンクをまとめて貼った
- カテゴリの並び方も、「私の都合」ではなく「読者の悩みの流れ」で組み替えた
・After:滞在率・回遊感の変化
すると、
- 1人あたりの閲覧ページ数が増えた
- 特定のカテゴリでの滞在時間が伸びた
- 「この記事から他のページも読みました」という声が増えた
といった変化が出てきました。
がっつり数字を追い込んだわけではありませんが、
「読者がブログの中を歩きやすくなったな」という感覚
はかなりありました。
第4章 コア記事のつくり方:3つのチェックポイント
ここからは、コア記事を作るときに意識しているポイントを整理します。
チェック1:読者の“最初のつまずき”に答えているか
コア記事は、
「そのテーマで、読者が最初にぶつかる壁」
に答える必要があります。
例えば、
- 「冬の自宅保育って、何がそんなに大変なの?」
- 「感覚過敏の子の冬服、どこから選べばいいの?」
- 「初任者教員の仕事って、結局何が一番しんどいの?」
こうした「そもそも」の疑問に向き合って書くと、
自然とコア記事らしい内容になっていきます。
チェック2:自分の世界観・考え方が伝わるか
私の場合は特に、
- 見えない特性を見ること
- 行動より先に環境設定を整えること
- 支援は特別なことではなく「その人に合う工夫」であること
など、自分なりの軸があります。
コア記事には、こうした
「自分の世界観」
をしっかり載せるように意識しています。
チェック3:枝葉記事への“ハブ”になっているか
コア記事の末尾には、
- 「さらに詳しく知りたい人向け」の枝葉記事リンク
- 年齢別・ケース別の記事への案内
などをまとめて置くようにしています。
これによって、
- コア記事で全体像をつかむ
- 枝葉記事で「うちの場合」に近い具体例を見る
というルートを、読者が自然にたどれるようになります。
第5章 枝葉記事のつくり方:読者の“具体的な悩み”に刺す
枝葉記事は、
「じゃあ、うちはどうすればいいの?」
に答える役割です。
・枝葉記事のテーマの決め方
コア記事で扱ったテーマを、さらに具体的に分解していきます。例えば、
- 冬の自宅保育コア
- 「雨の日・雪の日にできる室内運動あそび10選」
- 「感覚過敏の子が嫌がりにくいインナーとレギンス」
- 初任者×学級経営コア
- 「初任者教員の服装ガイド|季節別のリアルな注意点」
- 「4月までに整えておくと、1年が楽になる教室環境」
どれも、
- 1記事1テーマ
- 「誰の」「どんな場面の」悩みに答えるかがはっきりしている
というのがポイントです。
・枝葉記事からコア記事へ戻す
枝葉記事には、必ずどこかで、
- 「なぜこの工夫が効くのか知りたい人はこちら」→ コア記事へのリンク
を入れるようにしています。
これにより、
- 検索から枝葉記事に来た人が、コア記事で全体像を理解する
という流れも作りやすくなります。
第6章 回遊動線をどう設計するか:読者の“次の一手”を用意する
回遊動線を考えるときに大事なのは、
「この記事を読み終えた読者は、次に何を知れたら楽になるか?」
を想像することだと感じています。
・コア → 枝葉 への導線
- 「具体例を知りたい人向け」
- 「年齢別の実践例はこちら」
- 「おすすめグッズはこちら」
のように、
「次の一歩」
を分かりやすく示します。
・枝葉 → コア への導線
- 「なぜこの工夫が効くのか、考え方の全体像はこちら」
と、理解を深めたい人向けにコア記事を案内します。
・枝葉同士の横の導線
- 同じ年齢帯の別の遊び記事
- 同じ悩みレベルの別のアイテム紹介
など、「今の読者のTPO」に近い記事同士をつなぐと、読みやすさが増します。
・リンクを貼る位置のTPO
- 記事の冒頭でリンクだらけにしない(集中が途切れる)
- 本文の流れを邪魔しない位置に、必要最低限
- まとめや見出しの区切りで「次の一手」をそっと置くイメージ
回遊動線は、
「リンクを増やす技術」ではなく「読者の歩きやすさの設計」
だと思っています。
第7章 やりがちな失敗パターンと、その直し方
失敗①:とにかく内部リンクを増やす
症状:
- 1つの段落ごとに別記事へのリンクが入っている
- 読者が「どこを読めばいいのか」分からなくなる
修正ポイント:
- 「この記事を読んだ人に、本当に次に進んでほしい1〜3本」に絞る
- リンクは記事末尾や「さらに詳しく」ブロックにまとめる
失敗②:コア記事が多すぎて全部が“重要そう”
症状:
- どの記事も「完全版」と名付けたくなる
- カテゴリ内に「入り口記事」が多すぎて、かえって迷う
修正ポイント:
- 各カテゴリで「コア」と呼べる記事を1〜3本に絞る
- 残りはコアにぶら下がる枝葉として整理し直す
失敗③:読者のTPOを無視した導線
症状:
- 理解を求めている段階の読者を、いきなり収益色の強い記事に飛ばす
- 「今はまだ不安を整理したいだけ」の人に、いきなり商品比較ページを見せる
修正ポイント:
- 「このタイミングの読者は、何を一番知りたいか?」を優先する
- 商品紹介は、「理解が進んだ層」向けの枝葉記事側に置く
第8章 実際にやるときのミニ手順
最後に、既存ブログを整理するときの手順を簡単にまとめます。
- 全記事を一覧化する(スプレッドシートやマインドマップなど)
- 各カテゴリごとに「コア候補」を1〜3本マークする
- コアごとに、関連する枝葉記事を紐づけていく
- コア記事の本文末尾に、枝葉記事のリンクボックスを設置する
- 枝葉記事からコア記事へのリンクを、最低1つは入れる
- カテゴリTOPや固定ページから、各コア記事に飛べるようにする
- 数週間〜数か月単位で、滞在時間や回遊状況を見て、リンク先を微調整する
まとめ:回遊動線=「読者の次の一歩を一緒に考えること」
回遊動線というと、難しいテクニックのように感じますが、
本質的には、
「今この記事を読んでいる人が、この次に何を知れたら楽になるか?」
を一緒に考えることだと思っています。
そのために、
- コア記事=全体像と世界観を伝える記事
- 枝葉記事=具体的な悩みや状況に答える記事
という役割分担をはっきりさせると、
自然と回遊動線も設計しやすくなります。
もし今、
- 内部リンクをどう貼ればいいか分からない
- 網羅記事って何を書けば正解なのか分からない
というモヤモヤがあるなら、
まずは「自分のブログのコア記事はどれか?」を決めてみるところから始めてみてください。
そのうえで、
- コアから伸びる枝葉記事を増やしていく
- 読者のTPOに合わせて「次の一歩」をそっと置いておく
いう考え方で整えていくと、
あなた自身も、読む人も、ブログの中で迷子になりにくくなるはずです。