はじめての方へ — 「特性に合わせる仕組み」で暮らしをラクにする場所
ここは、あなたの脳やクセ(=特性)をもとにして、頑張りすぎなくて良い仕組みをつくることを目指しています。
難しい言葉が出てきても大丈夫。まずは感覚として「自分に合う仕組み」を試してみることを大切にしています。
特性って何? — 人それぞれの“ズレ”のこと
「特性」とは、情報の処理の仕方、注意の向け方、感覚の受け取り方など、人それぞれにある傾向のことです。ある人は時間を細かく把握でき、別の人は時間をざっくり把握する方が得意──こうした違いが「ズレ」です。ズレそのものは良い/悪いではなく、ただ「平均との差がある」というだけです。
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特性とは何か — 「平均」とのズレをどう考えるか
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仕組み化(構造化)って何? — 特性に合ったやり方を設計すること
仕組み化とは「誰かに合わせる」のではなく「自分に合う環境や手順を作る」ことです。物理的な配置、情報の見せ方、時間管理のやり方、役割分担――これらを自分の特性に合わせて調整します。たとえば視覚刺激が苦手なら情報はシンプルに、時間感覚がズレるなら視覚的なカウントダウンを使う、という具合です。
「ズレがある=障害」なの?
誰にも個性はあり、全てが平均的な人はいません。だから「ズレがあること」それ自体で障害と判断されるわけではありません。問題になるのは、そのズレが本人の生活や参加を大きく妨げ、環境側での調整がなくて困難が生まれるときです。つまり、障害かどうかは「ズレの有無」ではなく「ズレと周囲の関係」で決まります。
じゃあ障害と“そうでない人”の違いは? — なぜ支援が必要になるのか
障害があると呼ばれる人たちは、一般に「多くの人にとって使いやすい方法」が効きにくいことが多いです。脳の情報処理や感覚の受け取り方が違うため、普通のハウツーや習慣が逆効果になったり、そもそも実行できなかったりします。だからこそ、その人に合わせて環境や手順を整える支援(合理的配慮)が重要になります。
共生社会ってどういうこと? — 誰もが自分に合った仕組みを使える社会
私が目指すのは、特別な人だけが工夫するのではなく、誰でも自分に合う仕組みを知り、使えるようになる社会です。そうなれば「合わないやり方を無理に押し付けない」「必要な調整を自然に行う」ことが当たり前になり、暮らしやすさが広がります。
全員に合わせるのは無理じゃない? — 小さな工夫から始める
大きな制度改革や設備投資がなくても、日常の小さな変化でずいぶん楽になります。たとえば:
- 机の上の情報を減らす(視覚負荷の軽減)
- 目に見えるタイマーを置く(時間感覚の外部化)
- 作業を短いブロックに分ける(過集中や疲労対策)
こうした「まず試せる一手」を積み重ねることが大きな違いを生みます。
特別支援・合理的配慮とは? — 「その人の特性に合わせて仕組みを作る」こと
教育現場や職場で言う特別支援・合理的配慮は、本質的に「特性に合わせた構造化(仕組みづくり)」です。ここでは特性に合わせた構造化を障害の有無を問わず、生活・育児・学校教育・働き方などあらゆる場面に横展開して紹介していきます。
私の役割 — 小さな実践と考え方を届けること
このブログでは、単なるライフハックではなく「なぜそれが効くのか」を説明し、読み手自身が自分のやり方をつくれるようにすることを目標にしています。時には制度の構造的な問題点や誤解、時には具体的な観察方法やアプローチ、あるいは心構えや物事の本質的な見方・考え方まで、幅広く扱います。
注意点
- このブログでは医学的な判断は行なっていません。自分でやり方を変えてもうまくいかないとき、専門家や支援機関の力が必要になることがあります。自己判断だけで無理をしないでください。
- 「合う/合わない」は流動的です。状況や体調で変わるので、完璧な状態を目指すのではなく、少しずつ、以前より過ごしやすい状況を増やしていくことが大切です。
最後に
私は「特性を否定せず、環境を整えることで可能性を広げる」ことを信じています。ここで紹介する考え方や工夫が、あなたの暮らしをちょっとだけ楽にするきっかけになれば嬉しいです。