ブログを始めてしばらく経つと、きっと一度はぶつかる壁だと思います。
私も例外ではなく、ブログを始めて最初の1年間は、正直ほとんど伸びませんでした。
記事数だけはそこそこあるのに、PVも収益も「え、こんなもの?」というレベル。
頭では「そんなに簡単に伸びない」と分かっていても、がんばっている分だけ虚しくなるあの感じ…とてもよく覚えています。
それでも、私はブログをやめませんでした。
今振り返ると、
- なぜあの1年は伸びなかったのか
- それでも続けたことで何が残ったのか
- 今の自分なら、1年目の自分に何をアドバイスするか
を整理しておくことに、けっこう大きな意味があると感じています。
この記事は、「失敗自慢」をしたいわけではありません。
むしろ、
「伸びない1年目」をどう捉え直すか、
同じように悩んでいる人が自分の状況を整理するヒントになればうれしいです。
第1章 1年目はどんな状態で走り出していたのか
まずは、当時の前提条件から振り返ってみます。
・どんな状況でブログを始めたか
私の場合は、
- 元教員としての経験を活かしたい
- 子育て中でも自宅でできる仕事を育てたい
- 発達・特性・教育・防災など、伝えたいテーマがたくさんある
という気持ちでスタートしました。
一方で、
- ブログやSEOの深い知識はほぼゼロ
- アフィリエイトの仕組みも「なんとなく」しか分かっていない
- 子どもがいる生活で、まとまった作業時間は限られている
という状態でもありました。
・当時のざっくりした目標
目標はかなりふわっとしていて、
- とりあえず◯記事くらい書いてみよう
- いつか月◯万円くらいになったらいいな
という「ぼんやりした理想」だけが先にありました。
誰に向けて、どんな悩みを解決して、どんな未来に連れていきたいのか。
そういった部分は、ほとんど言語化できていなかったと思います。
・書いていたテーマの散らかり具合
書いていた内容も、
- 子育て・乳幼児の発達
- 特別支援教育や教員向けの話
- 防災や暮らしの工夫
- 在宅ワークやブログの試行錯誤
など、「どれも自分にとっては大事だけど、読者から見ると軸が分かりにくい」状態でした。
ペルソナについても、
「困っているママや先生に届いたらいいな」くらいで、かなりぼんやりしていた
のが正直なところです。
第2章 1年目に実際やっていたことリスト
次に、1年目に自分がどんな動きをしていたかを、できるだけ具体的に思い出してみます。
・記事の書き方とペース
- 1記事に何時間もかけてしまうことが多かった
- 「完璧に仕上げなきゃ」と思いすぎて、公開までに時間がかかる
- 更新ペースは、安定しているようでいて波があり、週ゼロ〜数本までばらつきが大きい
つまり、
「それなりに手は動かしているけれど、量も質も中途半端で安定しない」
という状態でした。
・テーマとカテゴリの迷子状態
- 思いついたことを、そのまま記事にする
- カテゴリは後から無理やり分けているので、自分でもどこに何があるか分かりにくい
- 「コア記事」「枝葉記事」という発想はほぼゼロ
当然ながら、読者から見ても「このブログは結局何のブログなのか」が伝わりにくかったはずです。
・アフィリエイトの貼り方
- とりあえず関連しそうな商品を見つけたら貼ってみる
- 「なぜそれを選んだのか」「どんな人に合うのか」の説明が薄い
- 読者の導線や比較のしやすさまではあまり考えられていなかった
今振り返ると、
「売りたいもの」ではなく「伝えたいこと」が先にありすぎて、収益導線が組めていなかった
と感じます。
・SNSとの連携
- インスタやスレッズ、Xなどにリンクを貼る
- そのSNSの文化や距離感に合わせた文章になっていない
- 時期によっては、リンクの頻度が多すぎて浮いていた
「とにかく見てほしい」という気持ちが先行して、
「その場所で、どんなコミュニケーションが心地いいか」
という視点が弱かったと思います。
・勉強と実践のバランス
- 「最短で月◯万」「○か月で脱サラ」系の情報をよく見ていた
- でも、そのノウハウを自分の状況に合わせてカスタマイズする余裕はなかった
- 結果として、「知っているけど、使いこなせてはいない」状態が続く
情報はたくさん入ってくるのに、現実の行動と噛み合っていない感覚がありました。
第3章 なぜ伸びなかったのか?冷静に分解してみた
当時の自分は、
「自分のセンスや努力が足りないから伸びない」
と本気で思っていました。
でも今の視点で振り返ると、「そりゃ伸びないよね」と思うポイントが、いくつかはっきり見えてきます。
●戦略面のズレ
- ペルソナがぼんやりしていて、「誰に向けて書いているか」が明確でない
- キーワード選定はほぼ感覚任せ。検索ニーズとのズレが大きい
- コア記事の不在:ブログ全体の「柱」になる記事がない
- カテゴリやサイト構成が後付けで、回遊しづらい
簡単に言えば、
「伝えたいことはたくさんあるのに、届け方の設計図がなかった」
という状態でした。
●特性・メンタル面の影響
- 興味が移りやすく、ジャンルがどんどん増えていく
- 1記事にこだわりすぎて、量がなかなか増えない
- 他人の成果報告を見て、「自分はダメだ」と落ち込みやすい
「最短で◯万」系の情報は、読むと一時的にはやる気が出ます。
でも私の場合、
「そのペースで動けない自分」を責める材料になりやすかった
という相性の悪さもありました。
●環境面の制約
- 子育てや家事との両立で、まとまった作業時間が取りにくい
- 疲れていると、重めのタスク(構成・リサーチ)に手を付けられない
- 「今日は無理だった」が続くと、自己嫌悪のループに入りやすい
これらをまとめると、
「やる気が足りなかった」のではなく、「戦略・特性・環境の噛み合わせが悪かった」
というのが、今の答えです。
第4章 それでも続けたからこそ得られたもの
では、その「伸びなかった1年」は無駄だったのでしょうか?
私の答えはNOです。
数字としてはたしかに伸びませんでしたが、それでも続けたことで得られたものは、想像以上に大きかったと感じています。
・書く筋力と構成力
- 見出しの付け方や、話を順番に並べる感覚が少しずつ身についてきた
- 「とりあえず全部書き出してから削る」など、自分なりの書き方の型ができてきた
- 話が脱線しやすい自分の癖に気づき、戻し方を覚えた
これは、PVが伸びていなくても、確実に積み上がっていたスキルです。
・自分の「一次情報」と得意な視点の発見
- 元教員としての経験や、特別支援・感覚統合の視点
- 子どもの発達や「見えない特性」を丁寧に観察する習慣
- 防災や暮らしの工夫など、「生活の中の工夫」を言語化する力
こうした「私しか持っていない一次情報」は、書いてみて初めて「これは他の人と違うかも」と気づけた部分です。
・読者の反応というヒント
- PV全体は少なくても、特定の記事だけ妙に読まれる
- 感想や質問をもらえる記事には、共通するテーマや視点がある
こうした小さな反応が、
「ここをもっと掘り下げたらいいかもしれない」
という次の一歩のヒントになりました。
・サイト全体の“土台”
後からブログのTOPページやカテゴリを組み替えるとき、
「1年分の記事がある」というのは、とても大きな材料になります。
- どのカテゴリに記事が集まりやすいか
- 自分が書きやすいテーマはどこか
- 今後伸ばしたい軸はどこか
こうしたものは、記事がゼロの状態では見えてきません。
伸びなかった1年は、
「自分のブログの地図を描くための材料集めの期間」
でもあったのだと思います。
第5章 今の自分なら、1年目の自分にこうアドバイスする
もしタイムマシンで1年目の自分のところに行けるなら、きっとこんなことを伝えます。
① 期待値の設定を変えよう
- 「1年で結果が出なくてもおかしくない」と前提をゆるめる
- PVや収益だけでなく、成長指標を増やす
- 書くスピード
- リライトのしやすさ
- 読者からの反応数(コメント・メッセージなど)
「数字が全て」になってしまうと、成長しているのに自分で気づけなくなります。
② 最初に整えておきたい3つのこと
- ゆるくてもいいから「軸となるテーマ」を決める
例:発達・見えない特性・元教員としての視点 など - そのテーマで「コア記事候補」を1〜3本決める
「この話だけはまず読んでほしい」という記事を決めておく - カテゴリとTOPページを“たたき台”として作る
完成形を目指さず、「まずは仮」で作って、あとから何度でも修正すると割り切る
この3つがあるだけで、ブログ全体の中で「今自分がどこにいるか」が分かりやすくなります。
③ 情報の取り込み方を選ぶ
- 「最短で月◯万」系の情報は、「そういうやり方もある」くらいの距離感で見る
- 自分と前提が違いすぎる人(独身/フルタイム/外注前提など)のノウハウは、そのままコピーしない
- 「やり方」よりも「考え方」にフォーカスして、自分の状況に合わせてアレンジする
情報に振り回されるのではなく、
「自分の軸とすり合わせる」
意識を持っておくと、メンタルがだいぶ楽になります。
第6章 今読んでいるあなたへのチェックリスト
最後に、この記事を読んでいるあなたが、自分の1年目(あるいは今の状況)を見直すための簡単なチェックリストを置いておきます。
- ブログを始めてから、どのくらいの期間・記事数を積み上げていますか?
- 「伸びていない」と感じる根拠は、PVや収益だけになっていませんか?
- この期間で、
- 書くスピード
- 記事の構成力
- 自分の「得意なテーマ」の輪郭
はどう変わりましたか?
- もし今やめてしまったら、何が一番もったいないと感じますか?
- これから1年続けるとして、「数字」ではなく
「どんな状態でいたいか」を1つだけ書くとしたら、何を書きますか?
すべてに答えなくても大丈夫です。
どれか1つでも、「あ、ここは変えてみようかな」と思えるポイントが見つかれば十分だと思っています。
まとめ:伸びなかった1年は「失敗」ではなく「土台づくりの1年」
1年間ブログを続けても、目に見える成果が出ないと、本当に落ち込みます。
「向いていないのかな」「やめた方がいいのかな」と何度も考えました。
でも今ならはっきり言えます。
- 伸びなかった理由は、「才能がない」からではなく、「戦略・特性・環境が噛み合っていなかった」だけ
- 1年分の記事や試行錯誤は、後から必ず「ブログの地図」を描くための材料になる
- 今からでも、軸・コア記事・期待値の設定を見直せば、「ここからの1年」は変えられる
もし今、1年目の私と同じように「全然伸びない」と感じているなら、
どうかそれだけで自分を否定しないでほしいなと思います。
「伸びなかった1年」は、決して無駄ではありません。
その1年があったからこそ見える景色や、たどり着ける働き方が、必ずあります。
この記事が、その1年を「失敗」ではなく「土台づくりの時間」として捉え直すきっかけになれば、とてもうれしいです。