冬の自宅保育にぴったり!羊毛フェルトの花のキャンドルホルダーの作り方
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教員歴6年の元教員が執筆
関わってきた子どもの数述べ300人以上
今回は、羊毛フェルトを使って「花のキャンドルホルダー」を作った記録をまとめました。
としくらえみさんの『手しごといっぱい!』を参考にしました。
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『手しごといっぱい!』感想レビュー|シュタイナー的な「昔のお家」のあたたかさを自宅保育に
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この手しごとがおすすめの人
- 冬の自宅保育で、あたたかみのある感覚遊びを取り入れたい親
- 羊毛フェルトのやさしい手触りを、子どもにも体験させたい人
- シュタイナー教育やレッジョ的な「素材から始まるあそび」に興味がある人

用意したもの
- 羊毛(今回は赤とオレンジを使用)
- プチプチ(気泡緩衝材)
- 牛乳石鹸(お家にある固形石鹸でOK)
- 泡立てネット(あれば便利・なくても大丈夫)
- 花瓶(フェルトをかぶせて形をつけるため)
- キャンドルライト
- タオル
- ラップ
- 輪ゴム
- ぬるま湯
作り方の流れ
1.プチプチの上に羊毛を重ねる
プチプチを作業台に敷き、その上に羊毛をふんわり広げます。
今回は、中心に赤、その周りを囲むようにオレンジを重ねてみました。

2.石鹸の泡をのせる
ぬるま湯で手を濡らし、牛乳石鹸を泡立てます。
家に泡立てネットがあったので、それを使ってしっかり泡を作りました(なくても大丈夫)。
できた泡を、羊毛の上にポンポンとのせていきます。

3.ラップで挟んでゴシゴシこする
羊毛の上からラップをかけ、その上から手でやさしく押したり、円を描くようにゴシゴシこすったりします。
プチプチの凹凸と石鹸水の効果で、少しずつフェルト化していきます。


4.タオルで水分と泡をとる
羊毛が一枚のシート状にまとまってきたら、ラップを外し、タオルに挟んで軽く押さえます。
泡と余分な水分をタオルに吸わせるイメージです。

5.花瓶にかぶせて形をつける
フェルトシートを花瓶の口にかぶせ、上から手でぎゅっと押さえて形をつけていきます。
花瓶のカーブに沿って、自然と花びらのようなひだが生まれてきます。
6.キャンドルライトを入れて完成させる
形ができたら花瓶から外し、内側にキャンドルライトを入れます。
輪ゴムで軽くとめてから、花びらを外側にふんわり広げるように整え、乾かせば完成です。
本物のキャンドルだと、フェルトに火が燃え移るのが心配なので、
わが家では安全のためにキャンドルライトを使いました。


2歳児と一緒にやってみて感じたこと
私が作っていると、2歳の子どもが「やりたい!」と言ってきたので、一緒にやってみました。
実際にフェルト化する作業はまだ難しいものの、
- 羊毛を広げる
- ひらひらさせてちょうちょみたいに遊ぶ
- 引っ張る・握るなど、手の感触を楽しむ
といった形で、素材そのものを全身で楽しんでいる様子が印象的でした。
大人はつい「作品を完成させること」を目的にしがちですが、
子どもにとっては「素材と出会うこと」自体が遊びなんだなと改めて感じました。
レッジョ・エミリア教育で大事にされているような、「素材から始まる探究」にも通じる感覚です。



感覚遊びとしての良さ・発達面でのポイント
- 触覚:ふわふわ → ぬるぬる(石鹸)→ ぎゅっと固まるフェルトの変化を手で感じられる。
- 視覚:赤とオレンジなど、色の組み合わせで炎のようなニュアンスが出る。色を選ぶ楽しさもある。
- 運動:広げる・丸める・握る・こするなど、手指のいろいろな動きが自然と引き出される。
- 情緒面:あたたかい素材とキャンドルライトの光で、冬ならではの落ち着く雰囲気を味わえる。
色を変えれば、春はピンクや黄緑、秋は黄色や茶色など、季節ごとにまったく違う雰囲気の花を楽しめそうです。
キャンドルホルダーとしてだけでなく、センサリープレイの一部として使ったり、
「今日はどの色にする?」と色選びを一緒に楽しんだりするのも良いなと感じました。
おわりに|冬の机の上に、小さな「あたたかい時間」を
羊毛フェルトの花のキャンドルホルダーは、
- 特別な道具がなくても作れる
- 子どもと一緒に素材の感触を楽しめる
- 出来上がりを「飾って楽しめる」のも嬉しい
という点で、冬の自宅保育にぴったりの手しごとだと感じました。
本物の火を使わずに、キャンドルライトで安全に楽しめるのも安心ポイントです。
よかったら、お家にある素材+少しの羊毛フェルトで、試してみてくださいね。
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